「何を持ち込んではいけないか」ではなく「どのような状態になったら制限するのか」を決めておく
私物を持ち込む目的ではなく、安全上・情報管理上・衛生上問題がないか、業務を妨げないか、周囲へ影響を与えないか、会社の設備や共有スペースを過度に使用しないかといった基準で考えた方が運用しやすくなります。例えばフィギュアであっても、小さなものを一つ置く程度なら問題にならないかもしれませんが、大量に並べて隣の席まではみ出しているのであれば、問題は「持ち込んだこと」ではなく職場環境や共有スペースの使い方に変わります。飲食物の持ち込みについては職場への飲食物の持ち込みもあわせてご確認ください。
確認ポイント
- 私物の持ち込みについて社内ルールを設けているか
- 持ち込みを禁止する場所を決めているか
- スマートフォンやUSBメモリなど情報管理上制限する物を決めているか
- 加湿器や扇風機など電源を使用する私物についてルールがあるか
- 火災や転倒など安全上問題となる物を制限しているか
- 音、臭い、光など周囲へ影響する物について基準があるか
- デスクや共有スペースをどこまで私物化してよいか決めているか
- 会社のコンセントやネットワークを私物に使用してよいか決めているか
- 私物によって事故や破損が発生した場合の扱いを決めているか
- 問題が生じた場合、誰が撤去や使用中止を求めるか決めているか
こんなケース、どうする?
従業員が卓上加湿器を持ち込んで使っている。
電源使用や水漏れ、周囲への影響を確認し、問題がなければ会社の私物利用ルールに沿って判断します。
デスクに大量のフィギュアを飾っている。
フィギュア自体を問題にするのではなく、業務スペースや周囲への影響を基準に使用範囲を判断します。
休憩時間に私物のゲーム機を使っている。
休憩時間の私物利用をどこまで認めるのか、スマートフォンや本など他の私物との整合性も含めて判断します。
私物の扇風機について隣の従業員から苦情があった。
持ち込み自体の可否ではなく、音や風など周囲への影響を確認して使用方法を調整します。
私物の電気製品を複数持ち込む従業員が出てきた。
個別に許可・禁止を繰り返すのではなく、電源を使用する私物について共通のルールを設けます。